おえかき

【個人様向け】イラスト有償依頼の仕方

おえかき

この記事では個人様から個人イラストレーターへの有償依頼の仕方についてまとめていきます🎨

今回は初回なので文字多めですが、時間のある時に図表に置き換えたりして見やすくリメイクしていくつもりです
上から読んでいくと文字ばかりで見にくいと思うので、目次から見たい項目に飛んで読むと良いかも!

特に今回は僕もご依頼を受けている「キャラクターイラスト」の依頼方法についてまとめていきます

この記事はこんな人にオススメ
  • 個人で活動中/活動予定のVTuber/Vライバーさん
  • 特に活動をするわけではないけど自分のキャラクターが欲しい方
  • 活動中のVTuberさんなどの二次創作イラストを依頼したい方

 



1.まずは依頼したいイラストを決めよう

イラストを依頼する前に決めておかなければならないことがあります。
それは題材と絵の種類。
今回は題材がキャラクターイラストなので、題材についての細かい解説は省略しますが、絵の種類はきちんと決めてから依頼するのがいいと思います。

絵の種類としてよくあるのが下記の種類。

  • 一枚絵(背景とキャラクターの両方を描いたイラスト)
  • アイコンイラスト
  • 立ち絵(キャラクターの全身絵)
  • Live 2D用パーツ分けイラスト

一枚絵

一枚絵とは背景とキャラクターの両方を描いたイラストのことです。
背景の描き込みと背景に合わせたキャラクターの構図取りや塗りをしなければならないため、最も総合的な画力が求められるイラストとも言えます。

依頼をかける際にはキャラクターのシチュエーションや背景の季節や時刻、構図についても依頼者から指定をする必要があるため、依頼するのも最初はちょっと大変かもしれません。
描くのに必要な情報は大体いつも同じなので、依頼し慣れている人は特に抵抗なく一枚絵をポンと依頼してくれる印象です。

季節はこの春で、桜を背景に時間帯は朝、キャラをこの角度から写した画角で、ポーズはこんな感じで!みたいに依頼しましょう。
文章では難しい時は簡単なポンチ絵で説明するのも全然OK!
情報が足りなければ基本的に絵師さんから質問を返してくれると思うのでご安心を

「この条件だけ守って他の細かい部分は絵師さんにおまかせします」
とか、
「背景に悩んでいるんですがこのシチュエーションで何か良い案ありますか?」
みたいなご依頼も結構あるので、確定情報だけ示してあとは絵師さんに意見を求めてみるのもいいかもですね。

アイコンイラスト

その名の通り、SNSアイコンの使用を目的としたイラストのことです。
基本的に正方形の用紙サイズで、肩より上、胸より上のみを描くことがほとんど。
正方形でサイズが小さく、制作にもあまり時間を要しないものが多いので、安価で依頼が可能なイラストです。

立ち絵

立ち絵はキャラクターの全身イラストのことです。
VTuberさんやTRPGのキャラクター用に作られることが多いです。

気をつけなければならないのが、「キャラクターデザイン」を含む依頼かどうか。

キャラクターデザインは基本的にイラストの塗りの技術というよりもデザインの技術になるので、キャラデザができる絵師、できない絵師、できるけど得意ではない絵師さんもいます

予算に余裕があるようなら、キャラデザは実績のあるこの絵師さんにやってもらって、正式な立ち絵の作画は画力重視で別の方へ、という風にするケースもあったりします。

絵が上手いからといってキャラデザも上手いとは限らないので、そこは事前の要チェックポイントです。

Live2D用パーツ分けイラスト

こちらのイラストはちょっと特殊ですね。
主にVTuberさんが活動するためにはイラストをLive 2Dというモデリング技術で動くように作ってから配信活動をします。

イラストを動かすには部分部分にパーツを分けて、パーツごとに動かす設定をします。
つまり、動かしたいパーツを全部違うレイヤーに分けて作画する必要があるんです。

絵師の作業としては特に難しくは無いんですが、ただただめんどくさくて時間がかかる作業をします笑
また、Live 2Dを触ったことがない絵師さんはパーツ分けの仕方も知らないことがあるので、ご依頼受付の可否も絵師さんによります。

立ち絵の作成と同時にパーツ分けまで行ってしまう絵師さんもいれば、立ち絵はこの絵師さん、パーツ分けは別の絵師さんへ依頼、といったように依頼を分けることもたまにあります。
が、編集データをもらわないといけなかったり、絵師さんによって使ってるソフトも違ったりと結構面倒なことが多いので、立ち絵制作の段階でパーツ分けまでやってくれる絵師さんに依頼するのが1番安全です。

2.相場感を知ろう

個人で依頼を受けているイラストレーターさんのイラストの相場観を下の表にまとめてみました。
あくまで僕の主観的な目安の価格ですので、この価格帯とは全然違う価格設定をしている絵師さんも(本当に)たくさんいます。ご了承ください。

一枚絵¥20,000~
アイコンイラスト¥3,000~
立ち絵¥20,000~
Live 2D用パーツ分けイラスト???

パーツ分けイラストについては相場観が僕の中になかったので不明です。
今後分かってきたら追加しておきますね。

予算の都合がつかないときは駆け出しの絵師さんを探してみるのもいいかも。
僕も最初期のご依頼では¥3,000で一枚絵を描いていたこともあります。
今考えるとさすがに安すぎますね笑

また、納期が短いと価格は当然高くなりますし、単発でのご依頼よりも複数の依頼をまとめて依頼してくれた方が、売る側としては割引とかもしやすかったりします

「納期を分けて一枚絵を3枚依頼しようかと考えてるんですが、予算的に少し厳しい部分もありまして、単発の価格より少しお値引き頂くことって可能ですか?」って聞いちゃってもいいかもです。

僕の場合は、以前からご依頼頂いていて、お互いに信頼関係が築けているご依頼者さんからそう言われたら多少値引いて販売することもあると思います。
高額取引は収益的にはかなりありがたい反面、未払いになってしまうと損失も大きいので。。。

3.絵師さんを探して見積依頼してみよう

イラスト依頼ができるプラットフォーム

絵師さんを探すには、最初はご依頼のプラットフォームから探すのがおすすめ。
SKIMAやココナラといったサイトですね。

スキマ - イラスト依頼・opt販売ならSKIMA
クリエイターと相談しながら依頼から納品まで進められる。細かい指示や修正もOK。納得いく「TRPG」「Vtuber」「SNSアイコン」などのイラストや文章が欲しいなら、メッセージ相談機能があるSKIMA...
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値段やサイトの見やすさ、依頼のしやすさを考えるとSKIMAが個人的にはおすすめです。

SKIMA・ココナラでは絵師さんにメッセージを送って依頼をすることもできますし、絵師さんがすでに公開している商品を選んで依頼のやり取りを始めることもできます。

依頼者側も絵師側もお互いにレビュー機能があるので、この絵師さんはちゃんと納品してくれるか、ちゃんとやり取りしてくれるかもレビューから確認することもできます。

見積もりを依頼してみよう

依頼を受けるにあたって、基本的にはまずメッセージを送ります。
メッセージの中で、どういう依頼をしたいのか、納期はいつまでを想定しているのかなど、絵師さんに伝えます。

依頼内容も納期もOKであっても、価格が満足できる内容かを知る必要があります。

なので、絵師さんのスケジュールが確保できたからといって、即決で依頼するのではなく、きちんといくらくらいになるか、見積もりをしてもらいましょう。
法外な値段を請求されないように、依頼者側のリスクヘッジにもなるので見積もりは必ず取りましょう!

絵師側としても、事前に現在の依頼内容だとこれくらいの値段ですという説明ができるのはスムーズな依頼進行に繋がります。

ただし、見積もりはあくまでその時の内容の価格。
ラフ作成後で大幅修正や大きな追加要素を盛り込んだりすると当然その分の料金は発生します。

その対策としても事前に依頼内容の詳細を伝えておくことは重要です。

見積もりの取り方はとっても簡単。
依頼内容を説明した後、「今の依頼内容でお受け頂くことは可能ですか?その場合のお値段も伺っておきたいです。」と伝えるだけ。

見積もりをすっ飛ばしていきなり依頼をかけてしまう人もいますが、初めて依頼する絵師さんには丁寧に一歩一歩コミュニケーションをとっていくのがいいと思います。
その方がお互い安心ですしね笑

4.本依頼をかけよう

見積の価格に納得ができたら、本依頼をかけます。
この内容、この価格で、本格的に制作開始をお願いするのがこの本依頼。

料金お支払いのタイミング

料金のお支払いのタイミングは絵師さんごとに違います。
僕の場合だと、初めての方はラフ制作前にお支払い頂く「完全前払い制

少ないとは思いますが後払いOKの絵師さんもたまにいたりしますが、絵師側からするとすごいリスキーなので前払いが多い印象です。

前払いだけど、ラフの後でお支払いの絵師さんもいるので、本当に人によりけり。

ご依頼者側からするとできるだけ完成形を見てから支払いたいと思われるかもですが、そういう時に使うのがSKIMAやココナラという仲介プラットフォーム。

プラットフォーム運営が一度料金を預かって、納品確認後に自動で絵師へ支払いを行うため、非常に安心です。(その分手数料が引かれてしまうのですが。。。)

本依頼のフロー

本依頼をかけた後のフローはこーんな感じ。
※お支払い後のラフ制作と仮定しています

  1. ラフ作成・確認
  2. 修正ラフ作成・確認(修正なしの場合は省略)
  3. 清書
  4. 清書確認・納品前修正
  5. 納品

修正の回数はご依頼の内容によって絵師さんごとに決めています。
絵師さん側から伝えられるか、元々料金表のどこかに書いてあるケースがあるので、見つけられなければ都度確認しましょう。(SKIMAだと修正2回までが多いような気がするなぁ…って印象です。)

清書中の途中確認がある場合もあります。
例えば線画段階で一度確認、ベース塗り時点で確認、などです。

ご依頼の進め方も絵師さんによりますが、大枠はこのフローでやっている人が多いんじゃないかなぁと思います。

修正対応について

修正は「ラフ修正」「納品前修正」の大きく2種類に分けられるかと思います。

ラフ修正

ラフを見て、なんか違うなと思ったら必ず絵師さんに修正指示を出しましょう!
この時点できちんと修正指示をしておくことが本当に大事。

納品直前の清書修正は基本的に微修正しかできないので、大きく修正が必要なときはこの時点で言っておかないといけません。

・キャラクターのポーズを変えたい
・配色を大きく変えたい
・背景を別のものに変えたい
・もう少し下からのアングルにしたい
・アクセサリーや服のデザインを変更したい

などなど、ここでなら大規模修正が可能です。
逆にここで変えておかないと、後から変えることはできなかったり、できても倍の料金がかかったりしますので要注意。

納品前修正

納品前の清書の修正で出来る修正は本当に微修正。

・線画の色をもう少し薄くしてほしい
・髪や目のハイライトが少なくて気になる
・服の塗り込みが少ないのでもう少し情報量を増やしてほしい
・全体的に色が薄いから濃く見えるようにフィルターをかけて欲しい

とかとか、本当に細かい修正のみ対応可能です。
むしろここで修正指示を出すのって専門性がないと少し難しいのでは?って思っちゃうくらい笑

漠然とした表現でも、少し気になるなってところがあれば伝えてみる、くらいの感覚で良いかもしれません。

ここの修正がなければそのまま納品となります。

5.納品後の対応をしよう

納品後の対応についても一応まとめておきます。

レビューをしよう

納品が終わったら、SKIMAやココナラを使った場合はレビューを書きましょう。
スムーズにご依頼ができたときはお互いに高評価レビューを付けあったり、少し改善点があれば書いてあげるのも良いかもです。

クレジット表記の確認をしよう

納品して、実際にイラストを使用する時にクレジット表記が必要かどうかの確認もしておくとスムーズです。

クレジット表記をする場合、TwitterのIDを載せたいのか、名前表記だけで良いのか、HPのURLを載せて欲しいのかなど、確認しておくと実際にイラストを使う時に迷わなくて良いかと思います。

イラストの利用範囲は適宜確認しよう

基本的にイラストの著作権を完全に売り払うことはできません。商用可のイラストであっても、料金を頂いて一部の利用を認めているに過ぎないのです。

なので、SNS投稿用のイラストなのにMV動画やグッズ販売に使ったりしてしまうと、それは契約違反となりますので、基本的に許可無しでの利用は認められません

元々の用途とは違う使い方をする際はきちんと絵師さんに確認をしましょう。

そのまま使って良いですよ、となる場合もあれば、
別途利用料が発生する場合もあります。

1番NGなのは、勝手に使ってしまった場合
契約違反なので、利用料等を後から請求されてしまったり、イラストの利用停止、謝罪文の掲載などに発展することも。。。
トラブルにならないように、きちんと確認を取ってから利用可能な範囲内でイラストを利用しましょう。

スムーズに依頼して好きなイラストが溢れる日々へ

今回はイラストの依頼の仕方についてまとめていきました。

実際にご依頼を受けている目線から少し細かい話もしてしまいましたが、スムーズにご依頼頂けると絵師側もご依頼者側も安心してイラスト作成へ臨めます。

今はフリーランスのイラストレーターが増え、いろんな絵柄、いろんな画風の絵師さんがいます。

料金も安く請け負ってくれる絵師さんも多く、個人でも依頼がしやすい時代だと思います。

イラストを使って何かの活動に役立てたいと思ったとき。
好きな活動者さんや友達にイラストをプレゼントしたいとき。
完全に個人でイラストを楽しみたいとき。

いろんな場面で、イラスト制作を依頼する場面があるかもしれません。

好きな絵師さんが見つかったら、いろんな絵を依頼して、好みのイラストが溢れる日々になると楽しいですね🎨

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